立場や環境と地位
いきなり味気ないですが人間を物理的にみたときにそのスペックって大半は大差がないかなと考えています。
向き不向きによる方向性の違いはあるにせよ育てているのはその人のおかれた環境かなと。
その人を見るときにこれまでどういった人生を歩んできたのか、言い換えるとどのような環境で育ってきたのかという予備情報があると
人格形成のプロセスを知るうえで理解しやすいです。それも幼少期の経験まで遡ってみると色々と面白いです。
リーダーシップを発揮できる人間はやはりそれまでの人生経験のどこかでも疑似体験をしているように思えます。
クラスの学級委員だったり、部活動のキャプテンだったり、もしくは自分で何か立ち上げたり。それは社会人になっても同じことが言えるのではないでしょうか。
なるべくしてなったというよりも勤務年数がそれなりになって、はからずともなってしまった管理職。
こういうパターンが日本的でとても多い。そしてなって初めて管理側の立居ふるまいを学ぼうとするわけです。
課長の仕事ハウツー本が売れるわけです。自分も買いましたが。
その人はその地位、立場、環境におかれて初めて管理職としての成長を始めます。
誰も助けてくれない、自分が先導する立場で判断していかなければならないという責任感がその人を次のステージへぐっと引き上げてくれます。
当然耐え切れずつぶれちゃう人もいますけど。
その責任感は職務的地位が上がれば上がるほどに増してくので最終的な地位についたとき
社員とその家族含めた多くの人間を食わせていかなければならないというプレッシャーときたら、想像しただけでオエツがでそうです。
うちの二代目社長はどうもそういうタイプじゃなさそうですけども。