想像の自分

ちょうど10年くらい前まだ20代そこそこだった学生時分の私は週に2回はオールで遊んでいた。
あの頃は思いっきり部活もしていたので体力は有り余っていたのは間違いないが若かったなと思う。

今は30代前半のこれから社会を背負っていく年代に入ったが、一方で一番自分の体力とまだイケると思っている(思い込んでいる)
想像の自分とのギャップが大きい年代なのかもしれない。そう自覚することがだんだんと増えてきた。
一番は体の衰えの感じ方、基礎体力の低下だ。まずは夜が遅くまで起きていられなくなった。
週末の夜などは平日できない夜更かしをして映画を見たり、インターネットやゲームをしてみたり、はたまた友達を遊んでみたり、
本当はしたいことが山ほどある。それなのに夜12時を過ぎたあたりからもう眠くなってくる。挙句、映画を見ながら撃沈してしまうのがもっぱらである。
二番目に実際に食べられる自分の量に対して想像している自分の食欲への過信がある。
おなかが空いてどうしようもないときにレストランに行こうものならこれでもかとオーダーする。
勢いよく注文するのだが実際に食べ始めるとこれが全然食べることができない。
すぐにおなかいっぱいになってしまう。悲しいかな。昔は人間胃袋とまで称されていた自分が情けない。
先人たちはそんな私に今のうちに運動しろだの食事に気を付けろだのあれこれ健康についてありがたいお説法をくれる。
そんなものと思っていたのにだんだんとボディブローのようにジワジワ効いてきた。
明るい老後のためにとりあえずダイエットしようと思う。明日からね。

将来の想像

最近の楽しみは、自分と、その周りの人間の将来を想像することです。
自分はどうなっているのかなー、結婚はしているのか、子どもはいるのか、それとも独身を貫いているのか……。

仕事はうまくいっているか、お給料は上がっているのか、なんて想像しだしたら止まりません。
でも、なぜかわかりませんが、僕は自分の将来より、友人の将来の方が気になります。
一人、小学生からの付き合いの人がいるのですが、昔から、天才の気質があるのではないか、と思うような行動をする人だったのです。
まず、瞬間記憶がすごいのなんの。
小学五、六年生くらいのときに、クラスで討論会のようなものをしたのですが、そのときその友人は、数時間したあとでもその討論の会話を一字一句書き起こせたのです。
当然のように頭の回転が速くて、よくその友人と会話していても、その友人は一つ先の話をしているように感じました。
例えば、僕がこう言う、とわかっているかのように、次の返事をこちらの言葉にかぶせ気味に話してくるのです。
一歩間違えれば、食い気味に喋るただのうっとおしい人なのですが、それを感じさせない何かが彼にはありました。
その友人は今、会社に勤めず自分で何かをして生計を立てているらしいのですが、近頃環境問題のなんとかかんとかに関する事業を興すと言っていました。
僕は彼なら間違いなく成功すると思っていますので、それが楽しみで仕方ありません。
一体どのようなことをしでかしてくれるのでしょうか。

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