自然

仕事柄、環境やエネルギー方面も多少関係しているので効率の良い空調方式や環境負荷を検討する場面も多いが、
企業活動において本気でそれを考えて取り組んでいるところは残念ながらほとんどないと言っていいと思う。

大学で学んだのが環境共生の分野だった。当時は環境と共生するということに対して学問として確立した学科が新鮮なものだったため選んで受験した。
環境と名の付くものを広く網羅し衣食住のすべての分野で学んでいた。生態系から人間活動にいたるまで広義の意味での環境だった。
これはその後の日本の大学の展開を見ればわかるが、一つのことだけ専門的に研究を進めても、
実際は複雑に色んな事象が絡んで起きる結果に対しては無力だということに気付きだした。
大学はその後、学部や網羅する分野数を増やし専門化から総合化への色合いを全面にだしてくるところが増えた。
そんな流れのなかで環境との共生を模索していたのだが世の中の矛盾と自分なりの結論に至った。
それは人間活動自体が熱力学第二の法則であって、その活動をやめない限り環境への負荷はなくならないということ。
経済活動と表裏一体の環境共生を成就するには人間が活動をやめなければならないのだが、実現の可否など考えるまでもない。
そのとき思ったのはそれらを凌駕するとんでもない技術を開発するか、諦めるかの二択だった。
そして社会にでて実務に携わるようになった今、とんでもない技術を開発すべく学生のままを地でいっている私。
綺麗ごとになってしまうかもしれないけど家族と自然の中で良い時間が過ごせるくらいの役には立ちたいところです。

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