通勤電車

とてもマイナーでメジャーにはなりきれない、そんなオリジナルの秘密の趣味はだれでももっているかと思うが、
私の中に眠っている誰にも言ったことのない秘密のくだらない趣味を教えよう。

電車の停車駅間、ずっと息を止める。特に意味はない。なんの生産性もない。帰宅途中の電車内でただヒマなのだ。
そのヒマを持て余した遊び。そんな脳内の独り言すらもはや空気で孤独。

会社までの通勤は電車を一回乗り換えるのだが、いずれも各駅停車の電車。
また、通勤域も23区内だから比較的駅と駅の間の距離は短かい。くだらないゲームをするには条件が整いすぎている。

車掌の合図とともにヨーイドンして次の駅までの乗車時間が大体1分少々。小太りのおじさんの苦行にはもっこいのほどよい距離。
ホームを通過しきってからがスタートなのか、またゴールは完全に停車した時点でなのか、このあたりは意見が分かれるところだと思う。

まぁ、大方の予想はつくと思うけどやってみると案の定難しい。難しいというかツライ。
陸上で息を止めているのに、じっとしているのにツライ。きっと私のご先祖様は息を止めるのが苦手だったに違いない。
この大きな鼻はいったい何のためにあるのか。象のできそこないみたいな生きものが先祖だったのだろうか。

間違えて急行に乗ろうものなら大変だ。3~4駅分くらい一息で走っちゃうから各駅停車よりもはるかに難しい。
そして人知れず車内で召されてゲームオーバー。
とかなんとか小学生みたいな遊びをスーツで真顔で楽しんだらあら不思議、もう自宅付近じゃないですか。

もしかしてこれってメジャーな一人遊びだったりします?

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