恋愛すると相手に尽くしてしまう子

私には2歳年下のいとこがいます。
とてもしっかりした自分を持っている子です。

ハキハキとしっかりしたしゃべり方をするので、男性にも厳しいのかと思われているようなのですが、実はとても尽くすタイプの子です。

私もこれはとても意外でした。

彼女は何時間でも相手を待っているような子でした。
怒って帰ってくればいいのにと言ったところ、何か起きていたら心配だから待ってると言うのです。

それ以外にもお弁当を作っていってあげたり、毎日のようにモーニングコールをしてあげたり、とても尽くしていました。
なんだかその姿は見ていてとてもいじらしくなってしまうほどでした。

そんな恋愛をしていた彼女は途中でふと気が付いたそうです。
自分はそれほどのことをしてもらっていないと思ったのです。
恋愛に自分と同じくらいと比べてしまう気持ちは無駄なものですが、一度そう思ってしまった彼女はなんだか彼に尽くしていることがみじめに感じてしまったそうで、お別れをしました。

それ以来なかなか恋愛に踏み出せないでいます。
また自分が誰かに尽くしてしまうと、自分の理想としている自分からかけ離れた自分になってしまうのが怖いのだそうです。

本当に思いやりのある子で、彼女と付き合った人は幸せになれるだろうと思うので、尽くすことを当たり前としない感謝の気持ちを持った人と出会い、幸せな恋愛をしてほしいと心から思います。

恋愛は苦しいだけではなく楽しいものなんだよということを彼女に教えてあげたいです。

恋愛の駆け引きについて

私の知人が、好きになった人へのアプローチの仕方というのを講釈してくれた。
最初、友達の紹介等で知り合ったとする。
そこで気になる相手ができた場合。

まずは自分から活発に話しかける。
アグレッシブに距離を詰める。
(ちなみにその人は人見知りである、自分を大分鼓舞してそんなことをしているに違いない。)
そして、3回までは自分からデートに誘う。
そしてその後はこちらからは誘わない。
もし相手がその後誘ってくるようであれば、見込みあり。
なしのつぶてであれば諦める。
そんなような持論を披露してくれた。
まあ言われてみれば、というか言われるまでもなくもっともな話である。
4回目で相手が誘ってくれば、それまでに仕込んだ効果が出たというものだ。
何の反応もなければそれはだめに違いない。
けれども、実際そんなのは怖くてやっていられない。
自分が気になる相手がいれば、その人からもアクションが欲しいと思うのは当然だけれども、もし何もなかったときが恐ろしくて、アクションを待つ間もなくまたこちらから誘ってしまう。
それを何度も何度も繰り返すので、結局相手が自分をどう思っているか分からないまま、ただただ飲みに行く回数を悲しく重ねていくに過ぎない。
そうこうしているうちに何時の間にか、相手にとってはただの飲み友達に成り下がっている可能性は否定できないのだが、いかんせん激しく臆病者のため、またこちらから誘ってしまうのだ。
どうしたらこの臆病が直るのか、その知人に聞いてみたいのだが、どうせだめだったら次に行けと言われるに決まっている。
本当に駆け引きと言うのは難しくて、そして至極面倒である。

«