葬儀ビジネス
葬儀に関する需要が高まっていて、関連ビジネスも発展しているようです。
良く思わない方もいらっしゃると聞きますが、私は葬儀をビジネスと捉える人を非難しようとは思いません。
だいたいの人が執り行う人生最後のセレモニーですから動くお金の額も大きいのです。
近所にある2つの葬儀場では頻繁に通夜や本葬が執り行われています。
しかし、住宅街が少し発展したような所なので、葬儀の後に参列した方たちの行き場が無いようなので、カフェなどを作れば良いのに、と思います。
親族はバスに乗って火葬場の方に向かいますが、参列者がホッと息をつける場所があっても良いと思います。
葬儀場の中でもお茶を出してくれますが、次の葬儀のために早々に祭壇の片付けを行うので落ち着かないと思うんです。
葬儀場の近くにあるのはスーパーや居酒屋だけなので、喫茶店を開けばいいのに、と喪服姿のご婦人方が立ち話をしているのを見るたびにそう思っています。
皮肉なことながら、久しぶりに知人と顔を合わせるきっかけが葬儀ということ、よくあります。
出棺のあと、故人を思って話したいことがあるのは親族だけじゃありません。
そういえばあんなこと言っていたよね、とか思いだしながら時に笑顔もこぼれます。
そうやっておしゃべりをしながら想い出すことで故人も浮かばれるのではないかと思います。
哀しみの葬儀に出ようとお腹は空くし喉は渇きます。
近所にある小さなレストランが昼間から立ち寄れるようにしたり、ケーキショップにイートインスペースを設けるとか、色んな方法があるんです。
葬儀帰りの人をターゲットにして商売したって良いじゃないかとモヤモヤ考えている私でした。
アーティスティック墓石
知人が墓地を購入するらしくパンフレットを持っていたので見せてもらいました。
今は片道2時間の隣県にある納骨堂に納めているそうですが、親族みんなが行きづらいと言っているそうで、近くにお墓を建てようという話をしているらしい。
最近の超高齢化と相まって、お墓争奪戦が激しいらしいです。
県営の墓地は比較的買いやすい値段だけれども、抽選に応募が殺到するのでとてもじゃないけど当選しないんだとか。
寺が持っている墓地にも空きが無い所が多いようで、墓地不足になっているそう。
そして、一番有力なのが民間の業者が持っている墓地。
なんといっても、立地が最高。
田舎すぎないところで見晴らしが良い所だからみんなが墓参りしやすくなる。
でも、県営の所に比べるとかなり高いそうだ。
知人の予定では、立地の良い民間墓地を買って、墓石はシンプルなものにするそうだ。
墓石カタログを見てみると、墓石というよりかはモニュメントのようなものが多く、アートな石でできた作品のような墓石が多くて驚きます。
ゴルフ好きの故人のために、ゴルフボールを模した墓石だったり、ステンドグラスをはめ込んだ墓石など、個性的な墓石がズラリ。
自分の三代後くらいの人が見たらどう思うんだろう?と思うぐらいアーティスティックな墓石です。
今は生前に自分で購入するのも流行っているらしく、より個性的な墓石が好まれるそうです。
でもやっぱり値段も張るので、スタンダードな墓石で充分だという知人のように、普通の墓石も根強い人気があるようです。
墓石だけじゃなくて、区画を囲う石もレリーフ調にしたりとこだわればこだわるほど、ものすごいお墓になりそうです。