雪が少なくて過ごしやすい冬

今年の冬は雪も全然降らないし、気温も例年に比べてあったかくて、とても過ごしやすいです。
今年は車の雪降ろしなんか一回もしていません。
去年は車の雪降ろしにかかる時間を予想して、出勤する際朝早めに家を出たりしていました。

私は東北出身なので、雪が降らない冬というのは過ごしやすくていいのですが、どこか物足りない気持ちになります。
たぶん、冬は雪が積もるのが当たり前な町で育ったからだと思います。
小さい頃はよく庭でかまくらを作ったりそりで遊んでいました。
かと言って寒さに強いわけではなく、暑い夏より寒い冬の方が苦手な私。
思いっきり矛盾していますが、結論、雪が少ないことを差し引いても、今年の冬はあったかくて嬉しいです。
そういえば、去年の冬はすごく寒くて、大変なことがありました。
去年、1月ぐらいに実家に帰ったのですが、実家でいろいろあってしばらくアパートを空けることになりました。
長期間不在にするので、アパートの部屋のブレーカーを落としていったのです。
そうしたらある日、アパートの管理人さんから水道管が破裂したとの連絡がありました。
管理人さんいわく、あまりの寒さで室外に設置してある水道管が凍結し、破裂してしまったとのこと。
水抜きもしておらず、ブレーカーも落としていたので、管理人さんにこってりしぼられました。
ブレーカーを落としていなければ、自動的に凍結防止機能が働いて、破裂まではいかなかったかもしれないそうです。
結局、自腹で業者に修理を依頼しました。
すべては私の無知と寒さのせい。
今年は本当にあったかいので、しばらくアパートを留守にしてもこういったトラブルに見舞われることはなさそうです。

青森の地にもう一度足を運んでみたい

青森のずっと上の方にある小さな町に、10年近く前に夫婦で向ったことがありました。
地図を見れば、ここからそんなに離れた場所にあるわけではないのですが、実際に行くとなると驚くほど遠く、ただひたすら電車に乗っていたことが印象的でした。
電車の窓からは海が見えます。
その時、一体何を話していたのか全く覚えていませんが、色々な気持ちを抱えながら向かったことだけは覚えています。
後にも先にもこの地に足を運んだのはこれっきりです。
家を出て新幹線や電車、タクシーを乗り継いてお目当てのホテルにやっと到着した時は、二人ともぐったりでした。
でも、宿泊したホテルの部屋には大きな一枚でできた窓があり、そこから見える雪景色がまるで映画のように素晴らしく、そして寂しくて、何だかものすごく遠くまで来たような気持ちにさせました。
風の流れに合せて、雪が右に左にと流れて飛んで行く姿を見ながら、静寂の中で時間だけがどんどん過ぎて行きました。
大間のマグロも食べました。

最近、妹と一緒にいつか恐山に行きたいと話しています。
その話を、姑が顔をしかめて聞いています。
もし姑も興味があるなら、是非一緒に行きたいところなのですが、そんなことはまずなさそうです。
ただ、やはり遠い。
青森まで行くには、気合いを入れて心と体に余裕をもって行かなければなりません。
それでも、どうしても心惹かれる地でもあります。
今度妹と会ったら、その話をもう少し具体的に進めて行きたいと思っています。
あまり寒くない時期に、二人で、若しくは主人も一緒に足を運んでみようと思っています。

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