適材適所

たまにテレビに出てくるサヴァン症候群の方々の能力を見ると人の潜在能力ってとんでもないんだなと驚いてしまいます。
何年分ものカレンダーが頭の中に完璧に入っているとか、しばらく風景を眺めただけでその映像を丸々インプットできてしまうとか。

人の能力が全部で100だとすると通常は色んな機能、器官にうまいことバランスしてちょうど良いくらいで生活しているんだと思う。
だから何かが欠如したときには能力が余るわけだから残された能力が伸びる、そんなイメージかなと。
逆に言えばすべての能力が秀でた完璧人間というのもいないのかなと。
思い出すのが小学校の通知表。自分の時代はまだ5段階評価だったのだけど、やっぱり学校に一人二人はオール5という生徒がいましたね。
高校のときにも同じクラスの女子で一人だけオール5がいて驚きました。
僕なんてオール3くらいなんでレーダーチャートにするときっと小さくてコンパクトなグラフができるのではないかと。
ただし、人間のポテンシャル自体は大差ないと思っているので、それなりの訓練をすれば皆ある程度は色んな能力を伸ばすことができるのではないでしょうか。
と信じているのですがどれだけ経っても良くいく街の地理が覚えられないのが私です。
一方嫁は一度通った場所や道は必ず覚えている。自分からすれば驚異の能力なのですが本人はそんな自覚みたいなのは一切ないというから尚更凄い、というか怖い。
まとめると訓練で伸ばしていけるものは本来のものではないということかと。それをナチュラルにこなしてしまう人間には遠く及ばないのです。
そんな私みたいな人間のために適材適所という便利な言葉があるわけなのです。

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