商業デザイン
広告やディスプレイ、雑誌やポスターなどいろいろな商業デザインがある。
販売促進を目的としたデザインだ。
文字情報だけではなく、写真の配置や加工によって販売促進効果が変わると言われている。
パソコンのパンフレットやリーフレットの商業デザインをしている知人の仕事を見せてもらったことがある。
まずは全体のラフスケッチをして、そのスケッチに合った写真を撮影する。
撮影後その画像の加工を行う。
パソコン本体の光の反射や、ディスプレイに画像をはめ込むなどして実際に目で見た感覚に近づけていく。
撮影時には壁のコンセントや机の傷など気になる部分を消していき、小物の影を調整したり、場合によっては窓や外の風景を加工する。
さすがはプロでデザインスケッチも画像の加工もスピーディに行っていた。
パソコンなどの機械の場合は撮影後の修正が加工だけでいい場合が多いらしいが、食品の撮影になると、撮影時にどれだけおいしそうに撮るかが勝負だと言う。
写真で食欲を掻き立てる必要があるからだろう。
某ハンバーガーショップのメニューの写真撮影では、実際の食材を、実際に使う量をそれぞれ別に用意をする。
パンの部分に傷がないかなどのチェックをして、写真に写る部分がおいしそうに見えるように組み立てるのだと言う。
ピンセットを使い玉ねぎを載せ、チーズの溶け具合を調整して、スポイトを使いトマトケチャップを入れていく。
写真に写る部分に使われている具材が見えるように乗せていくため、後ろから見るとかなり不格好なハンバーガーになっているという。
普段何気なく目にしているこうしたメニュー写真や広告写真でも販売効果を最大限に発揮するための工夫が多くされている。
これからの職業
テクノロジーが発達し、いろいろなことが機械化され、効率化されてきている。
この先は今よりもいろいろな作業が機械化され、人は今よりももっと高度な作業を行うようになるらしい。
今は人でしかできないことだと思われているような職業も機械化され、職業というジャンルから姿を消すかの世がある職業もあるらしい。
技術の進歩とともになくなった職業もすでに数多くあると思う。
その変わり新しい職業もたくさん誕生している。
職業として名乗る肩書きは堅実なものから「言ったもん勝ち」なニュアンスがあるものが様々だ。
○○アドバイバー、○○コーディネーター、○○コンサルタント、○○ライフコーチ…聞いただけでは一体どんな仕事なのか釈然としない肩書きもある。
この先も今では予想もつかないような肩書きや職業がどんどん誕生していくのだろう。
今も昔も子供がなりたい職業のランキングはさほど変わってはないように思う。
昔はなく、今はランクインしているのが「テレビやアニメのキャラクター」位だろう。
(職業ではないとは思うのだけれど…)
時代が進むにつれて、突飛な回答が増えているのだろうか?
テレビやアニメのキャラクターと答えた子供たちは、現在ある職業に憧れていないと言うことになる。
私の子供の頃は、自分の父親や母親の職業は唯一無二とはまではいかないが素晴らしい仕事だと感じていたし、誇りに思っていた。
今の子供たちはそう言った感覚はないのだろうか?
アニメのキャラクターになりたいと答えた子供たちに聞いてみたいと言う気持ちがある。