家族構成
高度経済成長の残り香も全くなくなって、ビジネスモデルの新陳代謝が激しさを増す中では
年収の考え方も改めざるを得ないのかなというのが最近考えるところです。
少し前の平均的な家族モデルは4人佼成で、お父さんが世帯主。世帯主イコール世帯年収だったと思う。
今の若い夫婦世帯は一人当たりそんなに稼げなくなってきたので、共働きでやっとこさ当時のお父さん一人分の年収だったりする。
私は東京在住だが、周りの同世代の若い夫婦は共働きが多い。
一度味わった今の生活レベルを維持するためにはそれくらいの収入が必要らしい。
考え方はそれぞれだが、まあそれはある程度理解はできる。しかし地方にいくと少し違う。
先日地元の地方銀行に勤め後輩と意見交換したところ、地方都市でも夫婦共働きでの世帯年収が300万というのはザラだという。
これは生活レベルを維持するとかいう話ではなく最低限の生活を維持する側の話だが、とても他人事とは思えない。
しかも割と身近な話に聞こえてしまう。
私は平均的な年収を頂いている方だと思っているのだが、先日、第二の人生で就職した父親よりも給料が低いことが判明した。
たしか父の給料が半分になったと母親が嘆いていたはずだったが、それにすら私は届いていなかったようだ。
もしかしたら今の時代の年収が低いのではなくって、昔がどうかしてたのかもしれない。そう思うようになった。
いや、稼げる人間は稼げるようになって、そうでない人間との差が見えやすくなったのだけなのだろうか。
大多数は稼げない人間なので、そうすると今後は4人家族という核家族構成は、生活費をシェアできる大家族に回帰していくのかもしれない。