器用な日本人が好む折り紙
日本人の手先の器用さは、海外でも有名だと思います。
技術があり、さらに精密なモノづくりができる日本人。
もちろん、箸も2つの棒で豆を取るなど日常生活でしていますし、遊びの中でもあやとりや折り紙など指先を使う遊びが多くあります。
この折り紙と言う遊びはとても奥が深く、いろいろなものを作ることができます。
まず、形は平面から立体、どのようなスタイルでも作り方を工夫するとできてしまいます。
また、一つの折り紙をたくさん重ねたり組み合わせたりすることで、大きな作品の一つを作ることもできます。
子どもの遊びだけではなく、大人の趣味としても長年注目され続けいます。
子どもたちの折り紙をしている様子を見ていると、すごく性格が出てきます。
折れる部分をしっかり折る子と折らずに曲げるだけの子。
また、隅まできちんと折ろうとする子もいれば、角がずれていても気にせずにどんどん折っていく子もいます。
そしてもちろん、私は小さなころ、後者だったと思います。
さらに色の組み合わせ方でもセンスが出てきます。
折り紙一つでもその人らしさ、その人の面白さなどがにじみ出てくるのです。
そう思うと折り紙ってとても面白いものです。
この間、私の息子が恐竜を折り紙で作る為に2枚の折り紙を欲しいと言ってきました。
私は当然、同じ色の折り紙を手渡したのですが、息子は不満げでした。
そして、全ての折り紙を袋から出すと、黄色と赤という組合せで恐竜を作ったのです。
それにはさすがの私も驚きました。
でも、空想の世界で色や形を楽しむことができる素敵な折り紙。
日本の素敵な伝統としてこれからも残っていくことだと思います。
それにしても、どうしたら黄色と赤を選ぶのか…。
今度息子に聞いてみようと思いました。